Facebookが、総額10億ドル(約1100億円)超を投じ、クリエイターがFacebookと傘下の写真共有サービスInstagramで作成したコンテンツから収益を上げられるようにする新たな手段を提供する計画を明らかにした。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が米国時間7月14日付の投稿で、この新たなプログラムの立ち上げについて明らかにした。
Zuckerberg氏は、「私たちは、非常に多くのクリエイターが生計を立てるための最高のプラットフォームを構築したい。そのため、2022年末までに10億ドル超を投じる新たなプログラムを立ち上げており、FacebookとInstagramで素晴らしいコンテンツを生み出すクリエイターに報いる」と述べている。「Facebookでクリエイターへの投資は新しいことではないが、この取り組みを徐々に拡大することを私は嬉しく思う」(Zuckerberg氏)
Facebookは詳細を説明するブログ記事の中で、同社のクリエイティブツールや収益化ツールを使って一定の成果を収めたクリエイターに報いる「ボーナス」プログラムを導入するとしている。また、「シード資金」を提供し、クリエイターのコンテンツ制作を支援する。
このような形でクリエイターにアピールしているのはFacebookだけではない。TikTokは2020年にクリエイター支援ファンドを立ち上げ、米国で2億ドル(約220億円)規模を投じて支援すると発表した。2021年に入り、YouTubeは新たな短編動画機能「ショート」向けの動画を制作するユーザーを支援する1億ドル(約110億円)規模のファンドを発表した。Twitterも、クリエイターを有料でフォローする「Super Follows」や投げ銭機能の「Tip Jar」など、クリエイターの収益化を支援する新しいツールを発表している。
このボーナスプログラムは進化し、少しずつ拡大すると説明した。ボーナス向けの専用の場が今夏Instagramアプリ内に、秋にはFacebookアプリに登場するとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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